スサノオにまつわる神社第一弾ということで韓竈神社の訪問記です。「からかまじんじゃ」と読みます。
韓竈神社概要
ご祭神
須佐之男命
「出雲国風土記」には『韓銍社(からかまのやしろ)』延喜式には『韓竈神社』と記載されています。江戸時代には、『智那尾権現(ちおごんげん)』と呼ばれていました。
スサノオとの関係
祭神の須佐之男命が新羅(しらぎ)に渡られ、日本に「植林法」やタタラ製法、鍛冶技術などの「鉄器文化」を伝えられたとされています。カラカマのカマは溶鉱炉を意味するとも言われています。
ちなみにこの神社の奥では銅が採掘され、金掘り地区の地名や自然銅、野タタラ跡もあり、鉄器文化の開拓と深い関係をうかがうことができます。
韓竈神社 探訪記
鳥居から社殿までは険しい登山道といった様相です。最低でもスニーカーなどの動きやすい靴をはいてください。社殿の直前に細い岩穴を通ります。お相撲さん体型の方は?
県道から韓竈神社駐車場まで
県道23号線から鰐淵寺をめざすとわかりやすいでしょう。鰐淵寺は紅葉の名所としても有名だそうです。
鰐淵コミュニティセンターの手前に二股があります。左へ進むと鰐淵寺ですが、韓竈神社へは右股を進みます。
しばらく道なりに進んだあと2回目の二股。これも右へ進みます。ここにも看板があったのですぐにわかりました。
右折後道なりに進むと右手に駐車場が見えてきます。乗用車10台くらいは駐まれるでしょうか?
駐車場から歩いて韓竈神社まで
駐車場から歩いてすぐ民家があります。看板の案内通り右に進みます。
しばらく歩くと道は舗装されていますが山道といった雰囲気になります。そして舗装道路からダートにかわります。道があっているのか不安になりますが看板があるので正しいことがわかります。
ほどなく鳥居が見えてきます。歩き始めて15分くらいだったでしょうか?結構立派な鳥居です。
ここから一気に50mほどの高さを登っていきます。まず急な石階段を登っていきます。
途中からは登山道の様相になっていきます。傾斜もかなりきついです。途中何度も休みました。ただ、道とわかるので変なところに迷い込むことはないでしょう。
やっと平坦なところが見えてきたと思いきや、行き止まり?
進んで右手を見ると例の岩穴です。
リュックを背負ったままだと通ることができません。カメラだけもって穴に入ります。閉所恐怖症気味の管理人にはちょっとつらい!お相撲さんは絶対無理でしょう!くぐり抜けて来た方向を見ると・・・せまッ😲
ちなみにこの穴は女性の産道に見立てられ、子宝に恵まれるという言い伝えがあるそうです。
登っている途中で上から声が聞こえたので複数の人がいるのは把握していましたが若いカップルでした。
先客さんにあいさつしてお参りをしました。神社の人はさすがにいません。が、賽銭箱のほかにお守りとかも置いていました。せっかくなのでお守りを買いました。ちゃんとお金もお納めしました。お参りのあと、社殿を正面から撮影。社殿の前が狭いので全体を収めることができませんでした。
きれいな千羽鶴が飾られていました。きっと毎日神社の人が来るのでしょうね?雨の日とかだと本当に大変だと思います。
それにしてもなぜこんな場所に社を建てたのか不思議でたまりません。
岩船
お参りしたあと、須佐之男命が新羅に渡るときに乗ったとされる「岩船」を見に行きました。この岩の続きにある大きな丸い岩を帆柱岩として船をすすめ、この地に天降りしたと伝えられています。