紀伊国一之宮・旧官幣大社
丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ/にふつひめじんじゃ)

高野山の麓、標高450メートルの天野盆地に鎮座する丹生都比売神社。社伝によれば、創建は今からおよそ1700年前。御祭神の「丹生都比売大神」が紀ノ川流域の三谷に降臨、紀州・大和を巡られ農耕を広めこの天野の地に鎮座されました。

「播磨国風土記」によれば、神功皇后の出兵の折、丹生都比売大神の託宣により衣服・武具・船を朱色に塗ったところ、戦勝することが出来たためこれに感謝し応神天皇が社殿と広大な土地を神領として寄進されたとあります。

神社の由緒によれば、御祭神名の「丹(に)」は、朱砂の鉱石から採取される「朱(硫化水銀)」を意味するとのこと。その鉱脈のあるところに「丹生」の地名と神社が置かれ、丹生都比売大神は、この「朱」を支配する一族の祀る女神とされていたとのことです。

全国にある丹生神社は八十八社、丹生都比売大神を祀る神社は百八社、摂末社を入れると百八十社余を数え、丹生都比売神社はその総本社になります。別称として「天野大社」「天野四所明神」とも呼ばれます。

2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されました。

ご祭神
第一殿:丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)
*通称「丹生明神」古くより祀られていた神
第二殿:高野御子大神(たかのみこのおおかみ)
*通称「狩場明神」丹生都比売命の御子神
第三殿:大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ)
*通称「気比明神」
第四殿:市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)
*通称「厳島明神」

当初は「丹生都比売大神」と「高野御子大神」の二柱をお祀りしていましたが、貞観2年(1208年)氣比神宮から「大食都比売大神」、厳島神社から「市杵島比売大神」がそれぞれ合祀されました。

高野御子大神は「空海」を高野山に導いた神と伝えられ、空海が社領の高野山を借り受けて金剛峯寺を開き、神仏習合を実現したといわれます。高野山からの影響は強く、境内には仏教的な遺物も残されています。

ご利益
延命長寿・家内安全・商売繁盛・交通安全

国宝
銀銅蛭巻太刀拵(ぎんどうひるまきたちこしらえ)

国指定重要文化財
本殿 4棟
楼門
木造狛犬
金銅琵琶

ほか

国の史跡
境内

和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230
tel:0736-26-0102
JR妙寺駅または笠田駅より車で15分


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